天堂有令 |
2006-08-21 10:35 |
尋ねても尋ねても 冷え冷えと 惨めで悲しい 暖かかったり寒かったりする時 最も凌ぎ難い 三つ、二つの杯の淡酒は 如何して夕べ急んで来る風に敵うべきか 飛びていく雁は 正に痛ましくさせて 昔からの馴染みだった
どこでも積んだ黄色いの花が 萎れてしまっては 今し誰が摘むだろうか 窓に寄り掛かっているまま 如何して夜まで独り待ち侘びるべきか そして桐に落ちていた細雨は 黄昏になったら、ぱたぱたと音がした この様子は 如何して憂いとの言葉だけで済むか
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